りのログ。

毎日のあんなこと、こんなこと。

ANZAC DAY (アンザックデー)

こんにちは。

今日は、ANZAC DAY(Australia New Zealand Army Corps.) というオーストラリアのpublic holidayだったので、通っている語学学校がお休みでした。
わーい! 三連休!!!

 

そもそもアンザックデーって?

アンザックデーとは、今ではすべての戦争に関わった人々のための追悼の日となっているようですが、もともとは、1915年にオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)がトルコのガリポリに上陸したことから、第一次世界大戦ガリポリの戦いで戦ったANZAC軍の兵士と、その戦争に関わった人々のために追悼を行う日だったそうです。
わたしの住んでいるブリスベンではパレードが行われ、普段でもたくさん人がいるCityに、パレードを見にいつもの何倍もの人が訪れていました。


アンザックデーのパレードに行ってみて

パレードに行く前に「(戦争当時、日本がオーストラリアの敵国だったため)日本人は罵倒されるから気をつけろ」といった情報を見て、だいぶビビりながら行きました(笑)
行ってみるとまったくそんなことはなく、写真を撮っていたら前にいた人が「こっち(一番前をあけてくれて)に来て撮りなよ!」と言ってくれたり、「僕、写真とってるののジャマになってないかな?」と心配してくれたりと本当に優しかったです。


ふだん日本でもなかなか見ることのない軍用車両・軍用機・軍隊・バグパイプ隊など見ることができて、率直に「すごい!!」と思うと同時に、戦争当時敵国だった日本人としてはなんとも言えない気持ちになってしまいました。


it's a small world

先週、ブリスベン市内で開かれた英語学習者のためのconversation会に行き、そこでアンザックデーにちなみ「戦争と平和」について、いろいろな国の人と話し合ってきました。
同じグループにはイラクベトナム・ドイツ・ドバイ・中国から来た人がいて、その中でも、イラクベトナムの人は身近に戦争を体験していました。戦争とは「自分には遠いもの」という印象しか持っていなかったわたしにとって、戦争が身近に起きているという事実がとても衝撃的でした。「戦争のない世界は実現できるか」という問いに対して、イラク人が「それは絶対にない」と即答していたのが忘れられません。

日本にいた頃は平和ボケしていて、「戦争」ということに対してあまり具体的に考えたこともなかったし、戦争についてのニュースを見ても、特に何も感じていませんでした。ですが、この会に参加してからはもっと自分の頭で考えて、意見を持たなければいけないなと考えが変化しました。
そして、やっぱり人間って自分の身近にあることしか考えられないんですね!
でも、自分の身の回りだけではなく他の人の視点にたって物事をみてみると、たぶん世界の見え方がだいぶ変わってくるように思います。
Disneyのit's a small worldのこどもたちのように、世界中が平和な世の中になるのに自分にできることはないのか、オーストラリアに来なかったら考えていなかったであろう「平和」について、これからじっくり考えていきたいなと思っています。



ブログをはじめて2日目にして、だいぶ重たい内容になってしまいましたが、自分が今考えていることを忘れたくなかったため書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!